不連続都市伝説シリーズ:貧富の差が大きくなれば階級闘争が(自然に)起こる

いや。まじでそんな子供の議論を信じている人がいるとは思ってなかったのですが。

最近見かけた「社会学のセンセイ」がこんな話をしていたので。

  1. 貧富の差が広がる
  2. 虐げられた人々が団結する
  3. 支配層を被支配層が打倒する
  4. そうやって体制は入れ替わっていく

いやいやいや。そんな童話レベルの話を信じているオトナがいるとは驚きです。ネタですよね?

実際はこうです。

  1. 貧富の差が広がる
  2. 支配層の中で主導権争いが発生する
  3. 2番手3番手グループが、虐げられた人々をそそのかして団結させる
  4. 1番手の支配層を打倒する
  5. 2番手3番手の支配層が新たな支配層となる
  6. 被支配層は、一部を除いて被支配層のまま

例えばロシア革命とか明治維新が自然発生したという呑気な論説は物語としては面白いと思います。

ただ、農奴は農場労働者になって搾取される状況は変わらず、殿様に仕える農民が小作人になって庄屋さんにこき使われるのは何も変わってませんよね(笑)

実際にはそれぞれ裏で糸を引いたか、トリガーとなるイベントをむりやり引き起こした一団がいるのは間違いない気がします。

学生運動でさえ「誰かに操られていた or そそのかされていた」と考えるのが妥当ですよね。その考えは例えばごみため世代でも、映画「AKIRA」を観るだけで2時間ほどで理解できました。

銀英伝でも眺めていればわかる話のような気もします。

これを「陰謀論」と考えるのは、相当やばい気がします。