不連続都市伝説シリーズ:「高さ」がマイナスになるわけないだろ?

なりますよ。
特に物理量を扱うシステムの場合、計測制御の基本を知らない人がこういう頭の悪いことを設計に盛り込んで、やらかしますよね。

そもそも測定で得られる値というのは、ほとんどが相対値です。
長さだって基準長さからの相対的なものです。時間だって基準の時刻からの差分です。安易に「時刻」と書いてはいけません。
真の長さ、真の時刻は誰にもわからないのです。
高さも同じで、ゼロ点を決めたらそこから上(と決めたほう)がプラスの高さで、反対側はマイナスです。
そもそも、制御対象の重心か基準点と、高さセンサーの取り付け位置にはオフセット値があるわけで。メカ屋のセンス次第でマイナスになりますよ。

まぁ、運動方程式をそのまま実装して、モーションコントロールの基本機能(積分器リセットw)だけ実装して、一時停止はおろか、速度オーバーライドもないもんだから、危なくてろくにゲインも上げられないような代物を作るのがデフォルトの国になってしまっているのでしょうがないのでしょうが。

PMレベルのレビューでもチェックできていないというのは嘆かわしいというより、諦めしか湧いてこないですね。