不定期ウィークリィFYI:いまだに手形決済を下請けに強制している会社は・・・

以下の記事の続きです。

あれってどう考えても、支払先から支払元が、代金を借りているんですよね?しかも金利はつかず、支払いサイトが150日とかザラで。

さらに銀行には手数料を取られ。

あんな不平等取引、ほかの国にもある/あったんですかね?

↑この記事がもう9年前ですが、いまだに全廃に至っていないのが、せつないですね。

紙の約束手形、取り扱い廃止要請へ 政府が金融業界に – 日本経済新聞 (nikkei.com)

政府は全国銀行協会など金融業界に対し、手形交換所での約束手形の取り扱い廃止を検討するよう要請する。紙の約束手形の利用を2026年に廃止する目標の実現に向けて一歩踏み込む。現金化まで時間がかかり、中小企業の資金繰りを圧迫しがちな商慣行の改善をめざす。

ニッケーの記事にも書いてありますが、実は銀行も交換所で暴利をむさぼっていましたが、今もチューチューと零細事業者から手数料を巻き上げています。

電子手形の仲介インフラである「でんさいネット」の活用は徐々に増加し、20年度には22兆円超の請求があった。全銀協は利用料の値下げなど普及促進策を検討する方針だ。

→値下げってことは、手数料をちゅーちゅーしているってこと。

繰り返しになりますが、手形は元請けが下請けに「金を無利子、またはマイナス金利で金を借りる仕組み」です。支払いを遅らせる場合、本来は利子を払わないといけないはずなのに、手形を受け取る側はじっと我慢するしかないのです。

こんなもん商習慣でもなんでもなくて、ただの不平等契約ですよ。

これを、「月末締め、25日締めを知らないの?締めないと帳簿が大変でしょ?」という話に矮小化して騙る連中をそろそろ駆逐する季節がやってきたということです。

最後に9年前の記事から引用しておきます。

約束手形時代に大きくなった企業とか、ドヤ顔で社史の説明しているのを見ると反吐が出そうです。