造船大手「今治造船」で技能実習の認定取り消し、過去最多の2千件:朝日新聞
同社は25日から5年間、技能実習生の受け入れができなくなる。技能実習制度に代わって2027年までに始まる育成就労制度の労働者も受け入れられない。入管庁は、同社が罰金刑を受けた違反の具体的な内容については明らかにしていない。
今治造船によると、罰金刑は24年5月に確定した。21年5月に造船所にあるクレーンの定期自主検査(荷重試験)を行っていなかったことについての処分だという。
自主検査をさぼること自体は極めて悪質で危険な行為です。
ですが、ほんとうにそれだけかな?という気がします。
職業差別は良くないですが、過去の労働者の怨嗟を表す小唄があります。
造船所通バス停、川筋造船の栄枯盛衰 神業の進水式 – 日本経済新聞
軒を連ねる3社の労働環境は厳しく、「鬼の佐野安、地獄の名村、情け知らずの藤永田」といわれた。
ごみためはこれを杉村富雄氏のラジオで知りました。
100年ぶりに劣悪という言葉では足りないむごい状況が先祖返りしているのでしょう。
取り消された計画は2134件で、1事業者あたりの取り消し件数としては過去最多という。
計画1件あたり研修生何人ですか?最低1件1人以上としても2000人ですよ。
今治造船の社員数は1700人なのに?
今治造船株式会社の転職・企業概要 − 転職ならdoda(デューダ)

いくら関連会社で2万人近く働いているとしたって、おかしいでしょ。
まさか研修生を正社員扱いにしているという体裁で、関連会社(下請け)に「出向」させてたんじゃないですよね。
逃げ出す研修生多発は入管も恥ずかしいから、いっしょになって本当の理由を隠しているんじゃないかとゲスに勘繰られてもしようがない気がします。
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朝日の記事だけ最後に嫌味が書いてあります。
同法に基づいて、事業者の実習計画が取り消された件数は18年度以降で計9346件ある。主要企業では、19年に三菱自動車やパナソニックが認定の取り消しを受けている。
三菱自工とパナは、いまも研修生を大量に受け入れているんですかね?
たぶん関連会社や製造業派遣会社経由に切り替えて中抜きされていることでしょう。
そんなことしているから儲からないわけです。
中抜きされたら普通に日本人を雇うのと変わらないですよ。
経営統合とか、事業再編とか間抜けな話ばかりメディアに流していますが、結局は働く人がいないんですよね。
これはとある会社の社員食堂で聞いた話ですが、日本企業を買収する海外の優良企業へのアドバイスがあります。
製造業の「ゲンバ」ではジョブディスクリプションなんか完全無視の「ローカルルール」が蔓延しています。サボタージュも頻発します。クミアイのいうことも聞かない作業者やリーダーがゲンバを支配しています。
ゲンバに経営層のガバナンスを取り戻すためには「高専」閥が最大の障害となるのだそうです。
高専閥が高卒勢を支配しています。彼らは大卒、院卒を敵視しているので、例えば技術部門から出てくる図面や指示の重箱の隅ばかりをつついて、生産計画を無視します。
リーダー職を高専閥が占めるような会社では高卒勢は従うしかありません。
どこぞの国のように作業者ひとりひとりが言うことを聞かず勝手なことをするのが「正常」なのかもしれませんが、それは報酬などで交渉が可能です。
高専閥の厄介なところは、見えない組織を作って経営に対抗することです。道具を隠す、かたまって休む、なんでもありです。
休みたくなったら「事故」を起こす。調べれば簡単にわかることですが、口は堅いですよ。
彼らは「他(閥のないところ)へ行ったらどんな処遇(高卒扱い、単能工扱い)になるか」理解していますからね・・・
一番悪いのは待遇(給与)などで交渉する権限のないホワイトカラーの管理職かもしれませんね。ゲンバが何をやっているのか理解できない、理解しようともしない。だから勝手を許す。
面従腹背の権化みたいな工場やラインができあがるわけです。
・・・だそうです。海外企業のみなさん、お気を付けください。