私がgithub copilotのagent modeに出した指示は以下だけです。ほんとうにこれだけです。
※Continue押しまくったのとスクリプトの起動を間違えているのを直しただけ
- 以下の企業の株価を月足で過去3年分集めてください。NVDA、MU、AVGO、QCOM
- 月足の終値を前月と比較した騰落率を計算してください。
- NVDAとAVGOの騰落率を2重回帰分析したグラフを作成してください。
同様にNVDAとMU、およびNVDAとQCOMもそれぞれ分析してください。
結果がこれです。

もちろんVSCodeとかvenvとか、それなりのお膳立てはしてありますよ。
月足だけ拾ってきた段階でExcelに放り込んだ方が早いかもしれません。
だけど、ほらYahoo! Finance!のモジュールを使ってデータ拾ってくれるし。
※カラフルなのはVSCodeのおかげ。拡張のインストール禁止とか言っている会社はもうつぶれてよいです。

なんかグラフを1枚にまとめてくれてかっちょええし。
しょうもないブラウザゲームを作らせてもバグだらけで、ゲームも面白くないし。
たのんでもいないのにいろいろグラフを作ってくれるし。
※クァルコムはこの3年、ハイリスクローリターンやったのか・・・



Excelで超巨大なシートを作って、自動再計算しないように設定しないと、スクロールもできなくなるくらいの作業を経た人間にはこのアイちゃんの価値が分かる気がします。
端末を叩いたらなんもでも「一揃いの」分析結果を表示できるプロの人には関係のない話でしょうが。
というわけでザキオカの動画の宿題をチートでこなしてみました。細かい数字がちょっと違うのはたぶんアイちゃんが終値を間違えているか、元データの違いです。多分。
コードは書くより読む方が難しいです。一方で大量に読む能力があればアイちゃんのコードを修正して、
- 銘柄リストに書いた全銘柄の回帰分析を実施する
- その結果から相関の値で絞り込む
それくらいの改造はちょちょいのちょいなのです。
※逆にしょうもないコードは書けるが他人のコードを読めない人は苦労するでしょう
※python -m pdb ~~やったこと無い人とかw
***
去年かおととしに、ちょっとQiita?でこの手のAIクオンツについての香ばしい記事を5本くらい連投した猛者をみかけたのですが、後で探したら消えていました。
当時はプロンプトで相当頑張らないとアイちゃんがちょっと要領が悪かったのもあって大変だったでしょう。
今回はSonnet4.0のためか、仕事をきっちりやってくれました。
令和の悪魔くん風の誰かが「2025年はもうプロンプトエンジニアリングの時代じゃない」とか言っていた気がしますが、その通りだと思います。
すげー専門知識が豊富だけどちょっと愛想の悪い院卒の人に社内で仕事を依頼するとズバリの結果を出してくれる感じです。しかもそれが金融でも物理でもそれなりにこなせて、Pythonでデータも取ってくるんですよ?
次の仕事探しますわ。
なんでかって?いまはVSCodeとかPythonのインタフェースがハードルになっていますけど、すぐにもこれが汎用インタフェースで可能になるでしょう?
というかパプーでもそんなリリース出ていましたやん。
https://www.perplexity.ai/finance
「AIでチェックしました?このテストコード?」とか言われてまでオゼゼもらう仕事をする気はないですね。AI雇って零細事業所を回す方を選びますわ。
これは尊厳の話です。