前回の記事
の続きです。
(追記)
今どきはGitで同様のことができます。
(追記おわり)
VisualStudio連携無し
VSSをVisualStudioなどと連携して利用する場合は,新たにファイルを追加したり,ファイルを削除したりすることは大変楽チンにできます。
ところが普通のファイルをVSSで利用する場合は,少しコツが必要です。まずはVSSで管理する上での基本を抑えましょう。
基本その1:VSSでのプロジェクトと,ローカルでのフォルダを対応付ける
VSSから取り出すときには,プロジェクト単位で取り出します。
作業フォルダをVSSのルートプロジェクトと1対1対応させておけば,管理はすっきりします。
さて,この利用形態で役立つコツがいくつかあります。
コツその1:ファイルを追加する
新しいファイルをローカルで追加した場合,VSSでまだ管理を始めていない状態では,VSSエクスプローラ上ではこの新たなファイルは現れません。
ですので,新しいファイルをローカルで追加した場合は,VSSエクスプローラ上で,ローカルのフォルダに対応するプロジェクトをクリックし,「ファイルを追加」を実行します。ツールバーの「+」ボタンです。すると,VSSで管理されていないファイルだけがダイアログ内に表示されます。作業フォルダを削除する前には,念のため,対象となるフォルダ/プロジェクト全てで,この操作をしておくと良いです。
コツその2:フォルダを追加する
すでにVSSで管理しているフォルダの下に新しいフォルダを追加する場合は,VSSエクスプローラで親プロジェクト(すでに管理しているフォルダに対応)をクリックし,追加したフォルダをエクスプローラなどからドラッグアンドドロップでVSSエクスプローラに放り込むとよいです。追加するフォルダに子フォルダがある場合は,「サブフォルダも対象」
チェックボックスをオンにしておくと良いでしょう。この操作だけで,サブプロジェクトの新規作成とそれに含まれるファイルの追加が簡単にできます。
コツその3:作業フォルダを設定する
作業フォルダはVSSで管理を始める際にルートとなるプロジェクトにさえおこなっておけば,そのサブプロジェクトには再帰的に作業フォルダが設定されます。
例:
プロジェクトが,foo/bar1, foo/bar2
となっていて,fooの作業フォルダをc:\mydoc\fooと設定すると,
foo/bar1の作業フォルダはc:\mydoc\foo\bar1, foo/bar2はc:\mydoc\foo\bar2 となるサブプロジェクトでちまちまひとつづつ作業フォルダを設定していくのは無駄が多いです。
ここであげたコツ以外にも,実際に使う上で必要なたくさんのコツや留意点があります。
それはまた別の機会に書こうと思います。
(同じユーザが別のマシンからアクセスした場合の作業フォルダの設定,など)