シリーズ裸の玉様:バカには見えないコロモでございます。

繊維業界のパラダイムシフトも近い。

 

テスラー波などの研究の延長線上には、超越透視光線の実現があります。

 

超越透視光線の投射器と撮像媒体が10cm角を下回るようになると、従来のほとんどの衣服が用を成さなくなってしまうのです。

 

超越透視光線は人間の網膜で捉えることができませんから、非透視者は自分の生まれたままの姿を撮影されていることにすら気付けません。

 

   

ミエミエーノ・マルミエーノ・トツギーノ

 

最初のうちは、超越透視光線関連のデバイスは闇取引される程度で、地方の条例で規制されても、法律で規制されても、デバガメデバイス(デバデバ)を駆逐することはできません。

 

次に、エセ科学的なこんな製品が世にあふれ出します。お年頃の子女を持つ親にたいそう評判を呼ぶことになります。

 

   

新開発のアンチ超越透視光線染料は、従来の繊維よりも減衰率が10dBもアップ

   

これで暑い日の薄着でのお出かけも安心です

 

チンチクリンのミニスカートにパツンパツンのタンクトップでアンチ透視光線対策もへったくれもないわけなんですがね。

 

さて、本格的に超越透視光線デバイスが普及してくると、エセ科学ではない本当のアンチ超越透視光線繊維が開発されます。

 

まさにうそから出たマコト。

 

問題は、綿やポリエステルとはあまりに違うその素材の性質のために、糸ヨリから縫製まであらゆる工程の設備の更新が必要となり、人類経済にしこたまダミジを与えることになるのです。

 

さらに綿花は暴落、石化は乱高下。何度目かの人類への試練と数えられるこのパラダイムシフトを、君は生き残ることができるか。