屋上の上にテーマパークが建設されているのがHDD界隈ですな。
Linuxカーネルにあまり興味はないですが、いつも楽しみにしている記事です。
2TBを超えろ! ATAディスクの4Kセクタ問題とは?(1-2) - @IT
かすかな記憶では、昨年まで垂直記録で高密度化の発表が相次いでいませんでしたっけ?いまごろになってCRCが足りないなんていうのは、どうにも業界ぐるみで株価対策目的でできもしない記録密度競争を繰り広げた挙句にエラー率が上がって歩留まりが下がりすぎたために工場長に怒鳴られたのをソフトに責任転嫁したんじゃないかと勘繰りたくなるのは私だけでしょうか。時期がずれてる?ほんとかなぁ。
さて。
引っかかったのは、以下の部分です。長い引用でゴメンネゴメンネー。
Claudio Scordinoは、論理セクタ長が512bytes時のread-modify-write動作について、根本的な疑問を投げ掛けました。「いままで512bytes単位でアトミックに書き込めていたのであれば、512bytes論理セクタ時でもアトミックに変更できるべきだ。そうでなければ電源断時にデータ破壊の危険があるではないか」というのです。
Martin K. Petersen(OracleのLinuxエンジニアで、IDEMAの内部事情に詳しい)は、「もともと512bytesでも保証はなかった。ベンダは努力はしていたが、実際には、例えば書き込みセクタを調整することでホットスポットを分散させたりしてたから、そういう処理が原因でアトミックに処理できなかった。そういう訳で、非揮発性キャッシュ付きのRAIDをみんな使っていたのさ」と説明。これについては、「アトミック書き込み保証問題は、サーバ業界が4KiB論理セクタ長に向かっている理由の1つである」とコメントが付きました。
ホットスポットの分散は民生用に出回っているものでも実施されているんでしょうかね。
まぁ、とにかく、少し前に騙ったことを並べておきます。
今後はセクタ単位での低位APIを用いたセクタのリード/ライトで「アトミック性を担保」とか言っているのは全部「ダウト」ということになるわけですな。
・・・SQLite辺りはだいじょぶやろか。
(追記)
というわけで目立製、7200rpm品をどぞ。
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