地方行政コンサルが暴れまわってる:官官詐欺

または大昔から連綿と続く手口か。

イス取りゲームは熾烈を極めて、ここまできたかという感じです。

住民に無断で確定申告、還付金不正受給… 旧角館町が組織的“官官詐欺”に走った動機|相川俊英の地方自治“腰砕け”通信記|ダイヤモンド・オンライン

源泉徴収票を入手し、医療費控除額などを水増しした虚偽の確定申告を勝手に作成し、不正に得た還付金を滞納処理に充てていたのである。国から所得税を騙し取り、さらには県税も実際より減額させていた。官が官を騙した「官官詐欺」である。

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国保税の徴収は、どの自治体にとっても難題となっている。国は収納率に応じて、各自治体に普通調整交付金を交付している。旧角館町の場合は93%(08年度以前)で満額交付となり、それを下回ると段階的に減額される。旧角館町の税務課も93%の確保が至上命題となった。体面や庁内評価を気にする生真面目な公務員が陥りやすい錯誤といえる。数値を取り繕うために、一生懸命に悪事を働いたという訳である。

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県民税を旧角館町がピンはねしていたことが判明した。本来、秋田県に納付すべき額を少なく通知し、差額をちゃっかり市税として着服していたのである。分っただけで03年から05年の3年間で約400万円にのぼる。ピンはねされていたことに気付かなかった秋田県もどうかと思うが、その手口はきわめて巧妙だった。もちろん、職員の個人的な悪事ではない。町税の収納率をあげることが目的とみられ、実際に0.5%程度のアップにつながったようだ。組織の大暴走に誰もノーと言えず、ストップをかけられなかったのである。

フランチャイズ制のチェーン店などでもみられる基本的な売り上げごまかし手口のような気がします。

ノルマを達成しないとペナルティがある

あきらかに達成できないノルマがある場合、

ペナルティ分を補えるだけ売り上げを過小報告すればよい

というのはサルでも分かることです。安すぎる時給に対して、バーテンダーが売り上げをポッポナイナイするのと同じ原理です。

上記記事では、横領は無かったと書かれていますが、ここまで組織的にやる連中が横領しないなんて、にわかには信じられません。

これもそれも住民のため

というのは詭弁で、予算が減って自分のイスがなくなるのを恐れての行為ではないでしょうか。