えびのようでえびでない?
通りすがりに立ち寄った大衆食堂の女将が、
常連客と話し込んでいるのを聞きました。
曰く、
最近、ヘンなエビがあってね。
仕込み中に気づいたんだけど、
背わたがないのよ。
食材を卸している業者がサービスで除去してくれたわけでもないらしく。
バイト君が叫んだのよ。
「背ワタはないけどハラにワタがある!」って。
そんなわけないよね~って思いながら良く見たらさ、
あるのよ。確かに。ハラに。ワタが。
バイト君は背ワタと同じように楊枝できれいに取ってたけど。
私は思わず、目の前の「小エビのサラダ」を凝視しました。
エビにもいろいろあるだろうけど、
そんな珍しいエビははじめてよ。
お宅も奥さんに聞いてみて。
昔はあんな海老、みたことなかったけどねぇ。
長生きはするもんだわ・・・
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みなさんご存知のように、切り身で流通している白身魚の一部には、深海魚が含まれています。市場では「通名」で流れますので気づかないだけです。
海老に風味も食感もそっくりな深海生物もひろく流通しています。外食チェーンや、社員食堂などに卸されている食材としては20世紀末ごろから普及しました。
そもそも深海に生息する海老もいますし、熱水鉱床にも海老はいます。
気にするだけ負けなのかもしれませんが、
見た目もそっくりな海老なのに、
背ワタがなくてハラワタがある
というのは話がちょっと違ってきます。
詳細をご存知の方はコメント欄でお知らせくださいませ。
# じつはごく普通のエビだったりして