寸借詐欺の思い出

何十年も同じ駅前で同じおっさんが寸借詐欺を働いているのを久しぶりに見かけて思い出した話があります。

 

きっとライフワークなんでしょうな。

1回あたり百円~数百円。

一日に何十回もトライして成功率はどれくらいなんでしょうか。

 

さて、子供のころに同級生や友人が持っていて、自分が持っていないゲームウォッチを遊ばせてもらうために、

# 妖怪ウォッチじゃないよ

ちょっと遊ばせて

1分だけ!

とかなんとかいって借りておきながら、

一機死ぬまで

と強引に延長し、実際やられるまでトコトン粘るわけです。

 

1ゲーム20円のゲーセンでも、その20円をケチって

一機だけ遊ばせて

たのむさかいに[*1]!

とセコイことを繰り返すわけですね。

 

 

で、家庭用ゲーム機やパソコンゲームの場合、以下のパターンをしばしば使っていた自分を思い出しました。

ゴミタメマン:ワシ、グラディウスまぁまぁウマイで

同級生:それハミコンのやつやろ?

ゴ:アーケード版も結構やったで。

友:うそこけ~!ほならウチのロクハチ[*2]で1面クリアできるか?

ゴ:パッドやったらちょっと慣れるまで時間かかるかもしれんけど、火山くらい余裕ちゃうかな。

友:よっしゃわかった。ウチでやってみせてくれ。

実際には、近大前の20円ゲーセンでもグラディウスはほとんどプレイしたことがないわけですが、しかしハミコン版その他の移植製品でステージの構成には慣れています。

で、思う存分、同級生の親父さんに怒鳴られるまでグラディウスを堪能できたわけですな。

 

ちょっとした大口、中口くらいを叩くことで、ちょっと難しいハードルが設定され、

トライさせてもらえる

というのは仕事でも同じようなものではないでしょうか。背伸びした感じを見せないと、高いハードルは設定してもらえない気がします。

できないことは、はっきり「できない」と言う

というのと

できそうなことを、「できそう」と言う

あるいは

できもしないことを「できる」と言っちゃう

この辺のさじ加減は難しい気もしますがね。

「できると思った」というのが根拠ない人が多いようですけどね。

 

[*1]実際に子供が「たのむさかい」などという大阪弁を使うことはありません

[*2]X68000版のグラディウスの移植はすばらしかったのです。

 

りんくる:

X68000グラディウス – GRADIUS – clear – – YouTube

# 梅コマさせてほしい!