不連続都市伝説シリーズ:イマドキの子供らに「貯金しなさい」というべきではない

今回はちょっと込み入った話です。

ちょっとだけです。

「死ぬときは裸一貫なんだから、貯金しすぎるのはもったいないし、金を回した方が世の中のためだ」という理由で説明している困った人を見かけたので、書いておきます。

まずごみためまんは、専門家ではありません。

しかしこれははっきり言えます。ごみためまんが紅顔の美少年だったころまでは、

子供でも大人でも、貯金や預金をすることは、至極まっとうな選択肢だった。あえて言えば、立派な投資だった。

なんでかというと、預貯金の金利が5%を超えていたからです。つまり15年で倍になる資産運用だったからです。

子供が小遣いやお年玉の数万円を貯金してぼさーっとほうっておけば、成人するころには倍に、結婚や出産のころには、もっと増えているわけですから、それなりに意味があった。(インフレとの兼ね合いもあるけど

数十年を隔てた現在では、預貯金の金利はご存知ゼロ金利、マイナス金利ですので、預貯金は資産運用としては「非推奨」ですね。ただし、それはあくまでも金利についてです。

ちなみに元本保証の視点では、1000万円までは預金保護されるので、たとえ金利がゼロでも預貯金にはそれなりの意味はあります。(大人なら)


というわけでまとめです。

・子供に過剰に「預貯金」を推奨することはやめたほうが良い

・ただし、その理由は「利子が低すぎるから」である

個人的には、子供らには、

・高価な買い物をするためにお金を貯める

という考え方を教えるのは悪くないと思います。

ただしケイザイを回す視点から、

・高価な買い物は借金して後で返せばよい

という教育を広めれば、メリケン並みのGDPは簡単に達成できるかもしれません。