不連続シリーズ:チンダイロジック・クリティカルシンキングとの違い

上っ面だけクリティカルシンキング風のチンダイロジックはなかなか厄介です。

受け手が、クリティカルシンキング的な方法論を中途半端にかじっていると、なお悪い。

問題のあるチンダイロジックによる仮説、検証では、仮説に妥当性がありません。

工学的、実験化学的なバックボーンが足りていないからです。

率直に言えば、思いつきと仮説を混同しています。

また、方法論のセオリーを無視するので、呆気に取られている間に、烏合の衆が騙されて無駄な仮説検証に巻き込まれていきます。

悪く言えば、ランダムウォークの実験をしているようなものです。

何か物事を期待する方向へ進める方法論としては間違えています。

ですが、手法と表面的な論理展開がクリティカルシンキングの「それっぽい」のでみんな騙されます。

それで何十年も会社や組織を回していることもあります。

それで仕事が回るなら、良いじゃないか、というのも一つの考え方だとは思います。

しかしながら常識的なクリティカルシンキングやそれに類するトレーニングをOJTなどで受けてきた人間からすると、馬鹿らしくてやっていられない話なのです。

自然とそういう人は去っていきます。