マイナンバーカードの発行は任意です。
国民健康保険も任意です。
カードの発行にかかわらず、マイナンバーは全国民に対して発行済みです。(建前上は)
国民健康保険制度は皆保険ですが、健康保険料を払わないなどの理由により、保険を使えない人が一定数います。
経済的な理由で払えない場合は保険料の支払いを免除してもらえるので、意図的に払わない、忘れてた人が該当します。
したがって、
保険証は全員、マイナカードは任意だから、両者を紐付けするのはおかしい
という主張は、かなりズレているということになります。
従前から、健康保険証が欲しければ、保険料を払う必要があり、その条件にマイナカードの発行が追加されるだけのことです。
ちなみに健康保険料を払わなければ健康保険は使えませんが、マイナカードがなくても保険が使える抜け穴は用意される予定です。
つまり、誰も困らないのです。
にもかかわらず「任意」だ「強制だ」と騒ぐ人は、もう少し落ち着いた方が良い気がします。
ちなみに、公共事業に関わる人についての以下の調査では、39%の人が健康保険制度から「漏れて」います。
https://www.mlit.go.jp/common/000997141.pdf労働者別の未加入率は、雇用保険では25%[0.0%]、健康保険では39%[▲1.1%]。。。
カードを作るのがいやなら作らなければよいだけのことです。ポイントキャンペーンに目がくらんで作ってしまってから、あ~だこ~だ文句を言うのはちょっとどうかと思います。
マイナカードが世の中のためにならないとか、福祉のためのお金を無駄遣いするなというなら、上記統計の無保険で働いている(かもしれない)人々の心配を先にしてあげるしてやるべきでしょう。
みなさんの足元には暗い大穴がぽっかり開いたままになっているのです。