「玄関前」と「玄関ドア前」は違う

置き配で「玄関付近」などというあいまいな選択肢があります。

『配達に来たのに不在だったんだから住民はでかけているのだろう』

てなかんじで玄関ドアの前に重い荷物を置く阿呆がいます。

在宅していたもののトイレにはいっていて対応できないときもあります。

家から出ようとしたら玄関ドアが開きません。

置き配先進国のオーベイのYoutubeなどを見ているうちに誤った認識が刷り込まれているのかもしれません。

オウベイでは、玄関ドアの真ん前に大きな段ボールを積んでいる様子が繰り返しテレビなどで流れます。

さて。

オウベイでは、玄関ドアは「内開き」で、家の中に向かってドアが開きます。

一方ニポーンで玄関ドアは「外開き」で、家の外に向かってドアが開きます。

つまりニポーン(やその他の外開きの国)では、「ドアの真ん前に荷物を置くことはただの嫌がらせ」なのです。

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『置き配をデフォルトにする』などという阿呆な検討を役人が始めたらしいです。

冷静に考えてほしいんですが、同じ通販サイトを使って、いつも同じ運送会社が持ってきますか?

製品によって違いますよね?

  • 小物はゆうメール
  • 小さい箱はヤマトか佐川
  • 尼損は黒シャツの尼損デリバリー
  • その他聞いたこと無い業者(モノタローとか)

出所の倉庫が違うのかもしれませんが、同じ地域に別々の会社が4つも5つも配達して回ること自体が無駄でしょ。

無駄な過当競争になって、ニッツーとかペリカンとか(おなじか)細かいところは淘汰されたんじゃないんですか?

配達拠点もだぶってるし。どんだけむだなんです?

拠点間配送だけでも相乗りすればいいじゃないですか。

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そもそも、再配達率が20%で、それを半減させると。それは分かります。

ですが、年々荷物の個数が増えていますと。再配達を0%にしたって、配達する人や車両は足りなくなるわけです。

再配達を減らしても、それよりも多くの荷物が増えたら、足りないんですよ。

利益率が改善したらもっと人や車両を増やせる。再配達率の改善でそんなに利益率があがるんですか?時給を増やせるくらいに?

どんな計算なんです?