若者プログラマはJavaしか知らない。アセンブラはおろか、C言語のポインタの意味すら知らない。
それで食って行けるならまことに結構ではないですか。
世の中分業至上主義ですよ。忘れたんですか?これがワークシェアリングです。
Javaで閉じた世界でプログラムを書いて、それがきちんと動けば検収があがる仕事なんです。明朗会計まことに結構。
翻って、ミドルウェアのバグにはじまり、OSの不具合の回避策まで編み出し、果てはコンパイラのバージョンアップにまで貢献したって、検収条件は「システム一式しっかり動作すること」だったらちっとも割が合いませんやね。
そんなケッタイな仕事、こなせる人は100人に1人。100倍稼いでもらってトントン。Java専用プログラマ20人でこなす仕事を採ってきた方が売上ノルマ達成は易いことでしょう。なんてったって人が集めやすい。
そりゃもちろんどこの世界にも縁の下の力持ちにスーパーエンジニアは居ますよ。だけど、自分がちょっとくらいアセンブラやCPUの動作を理解して使いこなせるからって、思いあがっちゃいけないと思うんです。
所詮は、外から見ればソフト屋はソフト屋。十パひとからげです。
ハード屋実装屋からみれば・・・
最近気づいたのは、自分から見て火星人みたいな人たちと仕事をしているということは、自分が輝かしいステージから、場末のスナックへと気づかないうちにシフトしているかもしれないということではないでしょうか。
ようするに「その程度でできる仕事の担当者」(金回りが良いのは簡単で手間ばかりかかる仕事)か、「その程度の連中のお守役」(『若い連中をビシビシ鍛えてやってくれ』とかいうお世辞とともに)に回されたということです。
りんくる
Beating the averages
http://www.paulgraham.com/avg.html
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