時間の壁を超えるには時間IOが必要なんです。
後生ですから、まじめに調べてください。
分散IOという簡単なアプリを示したのはわかり易いからです。
基本は、時間付データ処理です。もっと言えば、時間付論理回路です。
高クロック回路で配線スキューをそろえたり、長い長いパイプライン処理で高速化したりする考え方がわかる人なら、気付いているはずです。
電子は、欠陥だらけの結晶格子をガッツンガッツンしながら進みますが、電流は光速です。
ある状態から次の状態への遷移を考える時、「ある」と「次」に順序関係があるわけです。ランダムでない限り、次の状態はある状態から出てきます。それを計算するのに時間がかかる、というのが現在の時間の壁です。
計算量=時間
というわけです。時間を短くしようとすればするほど、可能な計算量が減ります。大したことができないというわけです。それを並列化でごまかしておるわけです。
パスカルの定理と同じですな。超人ハルクか元気ダマか。
次の状態を計算するときに、全部が全部ある状態から出てくるわけではないのです。ある状態と関係なく、生まれる「次」もあるわけです。その比率は、無視できません。
電子のトンネル効果と同じように、それらは見掛け上壁を突き抜けてきます。簡単なことです。
しかしそれではまやかしです。冗長な処理を圧縮しているだけにすぎません。
そうではなくて時間付データというのは・・・(つづかない)