不定期ウィークリィFYI:報酬を上げる方法

今は転職が第一選択なんでしょうね。

昔、ごみためが偽装請負仲間から訊かれたときの話をメモしておきます。

偽装請負のSESの仕事なんか、誰がやっても同じです。

「この仕事は高い技術力が必要です」とかいってる元請けは、自身のプライドを守るために言ってるだけでSES業者(自称SIer)に頼っている時点で大したことがありません。

ほとんどの「難しい仕事」は、あまりにも業界のスタンダードとかけ離れた方法論、ハナモゲラ実装が邪魔をしているだけで純粋に技術的に難しい仕事はPhD的な会社、人々の所へ流れるようになっています。

さて、そんな未経験でも3か月で報酬XX十万円をゲッツできるSES案件で報酬を上げる方法は簡単です。

入場して、3か月、半年、1年、というような区切りのときに、エージェント(担当営業)にこうお願いするだけです。

そろそろ報酬のアップをお願いできますでしょうか?

案件紹介会社によっては、継続数か月で手数料率を下げて、報酬額が自動的にアップすることもあります。

そうでない場合も上記のようにお願いすれば、大抵は上がります。毎月のようにお願いするのはやめた方がよいです。それは労力と期待値が見合わないです。

上がるかどうかはSES業者や案件紹介会社が決めるわけではありません。彼らはエンドユーザ企業に問い合わせして、報酬が上がれば、自分の取り分を増やして、残りを偽装技術者にも分配するだけのことです。ウィンウィンということです。

つまり業者にもメリットがあるので、「お願いすること」は無駄ではありません。似非技術者が自信満々で報酬アップを依頼してくるということは、現場のウケが悪くないという根拠のない裏付けになるので、営業マンはダメ元でもトライします。

もし、このお願いをムゲに断る営業マンに当たったら、それは業者をすぐに変えた方が良いです。誤った学習・経験をしたか、妙な方針を会社として掲げている可能性が高いです。

仮に、40万円の報酬の人が、10%の報酬アップを半年ごとに依頼すれば、5年で2.5倍になって100万円になります。簡単なことです。

半年ごとに業者を変えたり案件を変えても同じことです。

前にやっていた案件では50万円でした、次は55万円で探しています。

これで報酬は10%上がります。根拠はないです。ただ、案件の単価というのは、そもそも何にも基準がないので、いくら高いものでも探せば見つかります。

一方、SIerの正社員は、デマをばらまくので注意が必要です。「長期間同じ案件で働かないと、次の案件はもらえない」というたぐいの話はほぼデマです。気にするだけ無駄です。

2,3年で転職を繰り返して、どんどんステップアップしていくイケイケ自称エンジニアの裏返しと同じで、同じ案件で長いことやっても報酬的にはメリットはありません。

そういうわけなので、インボイスで実質報酬がダウンするとか騒いでいる様子は、ちょっと意味が分からないです。今年の春に10%上げてもらって、来年の春に10%上げてもらえば、チャラ+10%ですよね。

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