礼拝には作法がありますよね。
あれ、元々は本当にカミタマとのコミュニケーションのプロトコルだったのかな、と思うことがあります。
リアルなシャーマン的な人にしか実行出来ない動きを、パンピーでも真似できるように簡略化したんでしょうね。
東南アジアの寺に行くと、マニ車というのがあって、クルクル回すとそこに書いてあるお経を読んだことになるそうです。すごいズボラですよね。
ニハクイチレイ…みたいな作法も、元は数十分かかる儀式を端折ったものなんじゃないですかね?
ただ、端折るのは結構ですが、オリジナルをちゃんと保存しておいてくれないと困りますよね?
実際問題、オリジナルの儀式が正しく伝承されていないためにカミタマに人の言葉が伝わらなくなっているんじゃないかと心配になります。
似たような話はシステム管理や保守の仕事にも当てはまる気がします。
元々はシステムの状態を調べるためのスクリプトの運用が、引き継ぎを経る度に、よくわからないがとりあえず実行しておけば良い謎のスクリプト、に成り下がっている現場とかですね。
引き継ぎ資料には実行結果の確認方法まで書いてあるのに、作業者間の引き継ぎではなぜか確認は省略可能になっていたりします。
それでトラブルが起きてから大騒ぎして、無駄なチェックリストが増えるばかりです。
仕事として実行する以上、中身をちょっと見るくらいのことで、将来のつまづきを避けることができるんじゃないかと思ったりします。
ちなみに、本来の作法を見つければ平行宇宙間を行き来できるという話がOAというドラマで映像化されています。
https://filmarks.com/dramas/381/1292