大事にされているはずの子供の虐待のニュースが多いです。
高齢者の虐待は、もっと多い気がします。
しかも、実の親に虐待される子供と違って、高齢者は赤の他人から虐待されています。
より酷いことだと思います。
しばらく前に見聞きした話です。
私も似たような状況にでくわしたことがあります。
スーパーのレジで、もたついているわけでもない高齢者の客に対して、店員が声を荒げているのを見かけます。
他の店員や客から、指摘されたり注意されたりすると、この手の店員の行動がどう変わるかご存じでしょうか。
客の些細な言動について、逆クレームを店長さんなどに言いまくるようになります。
また、高齢者や子供などの後ろに誰も並んでいないのを確認してから、虐待的な行動を取るようになります。
こうなったらもう、労働ではなく、ただの憂さ晴らし、ストレス発散です。
製造業でも、サービス業でも、1人作業、ワンオペは良くないですね。
人間、1人になると、見守ってくれるのは自分の良心だけですから。
というわけで私は、お年寄りや子供が1人でレジに並んでいたら、そっと近くに行ってレジの店員の目を見るようにしています。
知らんおっさんに見られて気持ち悪いかもしれませんが、これで正気に戻る人もいるかと思います。
皆さんも気をつけてみてください。気づきがあると思います。
虐待を見かけても、直接注意したり、クレームを入れるのは気が引けるかもしれませんが、見て見ぬふりよりは簡単で、しかも実際に効果があると思います。
実際、大手スーパーで店舗にクレームを入れると次回から万引き常習犯のような、つまり店員が少し離れたところからマークし続けるという、ハラスメントに近い扱いを受ける可能性もあるようです。
本社には立派なクレーム窓口があっても、各店舗は、「動作が緩慢な面倒な客」「ちょっとでもクレームを言う客」には来てほしくないというのが本音なのかもしれません。
ただ、小売は地域に根差してナンボだと思うので、客を選り好みするなら、高級スーパーでもやれば良いのにと思います。
文句を言わない店員だけ集めて、文句を言わない客だけ相手に商売をする、というのは例えば戦後のバラックの闇市から身を立てた創業者の企業理念に合致してるのかな?と疑問を感じます。率直に言って。
さてこのエントリを書いている時に以下のニュースが流れてきました。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6444359
マイルド虐待などと言って日々高齢者をこづき回した挙句、自分のトラウマになるようなことは何も得がないと思うんですがねえ?