トラックドライバーが不足する原因:会社にカツアゲされるから

仕事中にトラックをぶつけてしまったときに、その修理代金会社から損害賠償請求されるような業界だから。

たとえるなら、サラリマンのみなさんが、出張中にノートPCを落っことして壊したら、修理代給料から天引きされるような話です。

故意にノートPCをハンマーでたたき壊したら、損害賠償請求もありうるでしょう。ですがそうではない場合、修理代を社員が支払うことはありえないです。ただちょっと心配になるのは、サラリマンのみなさんが、会社の備品を壊したら給料から天引きされるのがアタリマエのブラック企業に勤めていて、このたとえが通じないのではないか、ということです。

さて、この手の運送会社は、トラックの車両に保険をかけていないのでしょうか?

もし、修理を保険でまかないつつ、修理代金をドライバーに負担させているとすると、ドライバーを安く使役する、あるいはただ働きさせる口実にしているだけのように感じられます。(意見には個人差があります)

そういうでたらめなことをする運送会社の方が、相対的に安くサービスを顧客に提供できることはあきらかですし、会社も儲かることも明らかなので、自浄作用はないと思われます。

サンプル調査で抜き打ちで給与明細をチェックしたら瞬殺でわかることだと思います。

悪質な業者は内部通報制度が不要な小さな規模の会社も多いでしょうし、大きい規模でも内部通報制度が形骸化しているので機能していない可能性も高いですね。

月に10社でもチェックして1社でもあれば相当蔓延しているということがわかると思います。

最後に1点気になるのは、ドライバーが社員かどうかです。請負や業務委託で運送会社のトラックを運転する場合は、契約時に契約書を穴が開くほどながめてチェックするべきです。個人事業主であれば、契約条件を「知らなかった」というのはサラリマンほど同情されません。

どこぞのフードデリバリーサービスのように、ありとあらゆる責任、損害をドライバーに押し付ける(ように見える)契約条件で働かせる非常識な企業も存在するようですので。

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