メモリの需要を増やすには

1次記憶に使われるメモリの需要を増やすためには2次記憶のアクセススピードを向上する必要があります。

OSやアプリを肥大化させることも効果的ですが、データを肥大化させる方が効果が高いのです。

ところが、期待されたHD動画の再生に必要なメモリはそれほど大きくありません。(TODO:どれくらいか調べる)

動画編集には湯水のごとくメモリが必要でしょうが、そんなものにマスの需要はありません。動画投稿サイトの主流は数百kbpsであることも関係しているでしょう。

ニーズとして大メモリが必要となるときの問題としては、OSの64ビット化の遅れは致命的です。Macは対応済み。だけどマザーが4GB超のメモリへの対応が進まない。

Windowsは64ビット化が遅れに遅れています。これはインテルが戦犯でしょう。Vistaの失敗も大きく寄与しています。XPの64ビット版は一般に向けて販売されていません。

64ビット対応Windowsが普及し、チップセット/マザーボードも4GB超対応がデフォルトになるとしても、まだハードルがあります。

それは2次記憶の遅さです。もはやHDDは遅すぎます。というかSATAが遅すぎます。SATA-3でも6Gbpsでは20GBのメモリを埋めるのに、机上の空論値ですら33秒もかかってしまいます。

なので、SSDが普及してもぜんぜんだめです。現在すぐにとれる対策は、SSDをPCIeバスに直結するくらいしかありません。しかしそれでもSATAの数倍程度です。

というわけでメモリメーカーの方々も、PC周辺インタフェースの政治学にもうちょっと参加されたらいいんじゃないと思います?え?とっくにやってるって?それはまことに失礼致しました。