基本ですけどね。
今日のテーマ:
マッチポンプ野郎(MatchPumpGuys)は自己保身のために、記録を残そうとしません。
ちょっとしたバグの相談を受けた場合のケーススタディを見てみましょう。
報告者:
このXXXクラッシュってなんか原因わかります?
MPG:
いや〜ちょっとわかりませんが、YYYが関連しているかもしれないんで、対応しておきます。
・・・
ここでMPGはXXXとは全く無関係のYYYの修正を始めます。
YYYの修正とは、実際の修正ではなく、未実装や自分の作業の漏れを是正する作業であることが多いです。しかしその作業で異なるデグレードを発生させます。
これが意図したものかどうかは誰にもわかりません。
・・・
報告者:
なんだか昨日の対応以降、動きが全然おかしいんですけど?
MPG:
あれ?昨日の現象ってZZZなんですよね?
報告者:
え!?ちがいますよ。XXXですよ。
MPG:
え〜!?そうなんですか?てっきりZZZだと思ってました。
じゃぁロールバックしないといけないなぁ。
報告者:
あ、そうなんですか?こちらもYYYの修正に合わせた対応をしたので、それもロールバックしなきゃですよね?
MPG:
いやいや。それは大丈夫です。ZZZだと思って直したWWWの方を巻き戻すだけなんで。
そんなに大層な工数はかからないんで、すぐに戻しておきますよ!
報告者:
(?)あ・・・あ、そうなんですか。
じゃぁすみませんが、よろしくお願いいたします。
ことほど左様に、MPGは善意の報告者を煙に巻いて、自分で勝手に入れ込んだWWWを巻き戻す作業でShowStopperを買って出ます。
なにしろWWWのせいで元々低頻度のXXXクラッシュなんて吹き飛ぶくらいのデグレードが発生するので。
で、このごたごたで報告者や他の作業者は追加の調査などで半日以上を無駄にするわけですが、その間、MPGは他人事の顔をして自分の残タスクを消化あるいはネットニュースを眺めて時間を潰すのです。
そしてWWWを巻き戻した後、
MPG:
私の方で不具合修正の方、しておきましたんで、
これで問題は解決したと思います。
おきづきでしょうか?
(MPGの特徴として「〜〜のほう、」を多用します。)
WWWを作り込んでデグレードを発生させたのはMPG本人ですが、最後には不具合修正を買って出た体裁にすり替わっています。
報告者が少し利口ならモヤモヤするはずですが、お人好しの場合は、
報告者:
ありがとうございます。助かりました。
とすっかり丸め込まれてしまうわけです。
ケーススタディ:
Q:この手のMPGに対抗するには、どんな手段があるでしょうか?
A:実際の修正内容を精査できるメンターや鬼軍曹が必要となります。MPGは口頭でのやり取りを記録に残しませんので、客観的事実から、MPGの行為を洗い出す必要があります。
Q:ではやりとりをメールやメッセージで残させれば良いのでは?
A:MPGは口頭のやりとりとは全然違うことを記録に残します。それを指摘しても、どんどん話をずらしてしまいます。最後には「じゃぁミーティングで」と問題を先延ばしにします。そのタイムラグこそがMPGの狙いなのです。その間に自分だけさっさと自分の作業を進めてしまいます。
Q:それだと仕事が全然進まない気がするのですが?
A:それはその通りです。それこそがMPGの目的です。善意の他の作業者が真の問題を見つけて解決し、それを再びMPGがこっそり壊してしまわないように監視し続ける必要があります。
リンクル:
ちょっと前のMPG