違和感もあるし、頭が悪そうにしか見えないものの、ほぼ市民権を得た「課金する」という用例があります。
例:
XXというゲームのレアカードが欲しいので課金した。
githubの有料プランに課金した。
本来「課金」とは、サービス提供側がユーザーに対しておこなうものです。
ユーザー側としては、買った、払った、で良いはずです。
例:
XXというゲームのレアカードが欲しいので買った。
githubの有料プランに申し込んだ。
ちょっと心配になるのは、最近のヤングは現金のやり取りが減ってきたため、「売る」「買う」という動詞の使い方が「うろ覚え」になってしまっているのではないかということです。
ごみため世代でも、「貸す」「借りる」の対応がわかっていない連中がわずかにいましたが、「売る」「買う」の使い方に自信がないから「課金する」に頼るんじゃないかという。
国民の金融リテラシーとかわめいている人は、もうすこし、実態に目を向けてほしいものです。
そういう層にたいして、「むやみにお金を借りてはいけません」と訴えかけても、な~んにも、響きませんから。
サラ金や闇金で金を借りて自己破産するような人のうち、何割かは、そもそも「金を借りる」ということの意味を理解していません。
親切な会社が「カネをくれた」くらいの理解でいます。そんなバカな、と思うかもしれませんが、成人するまでのあいだに人から金を借りたり、利子をつけて返したことがありましたか?
ないなら貴方も本当の意味で借金の怖さを理解しているとは言えないかもしれません。
クレカは借金じゃないとか、住宅ローンは団信保険で大丈夫とか、小学生レベルの理解で平気なわけですから。
さて、一部の間抜けに広まっている「課金する」ですが、最近見かけたのは「有料課金」という謎ワーヅです。
逆に「無料課金」があるんですかね(笑
頭痛が痛いともちがった趣があります。
ありますが、3周回ってただただ頭が悪いようにしか見えないので、こんなもんは新語とてしては不採用です。