子供のころから疑問に思っていました。
教科書では銀行の貸出業務というのは・・・
お金を借りに来た人を査定して、貸し出せる金額を決めるものと習いました。
もちろん担保を取って。
センセが教えてくれました。それだけだと銀行は質屋と変わらないだろう?
質屋は品物を質に取って、金を貸す。期限までに返せなければ質流れになる。
#人質の質と同じ意味です。
銀行は担保を取って、金を貸す。期限までに返せなければ担保はボッシュート。
質屋はカタに取った品物を転売して得る値段より少し低い金額を貸します。それが質屋の儲けです。儲けが多すぎると商売敵に負けます。客はヨソの質屋へ行ってしまいます。質屋は盗品や偽物をつかまされないように目利きが必要です。また、品物の市場価格の変動もあります。それらはみな質屋が取るリスクです。
銀行は担保を売り飛ばします。売り飛ばして貸した金と金利に足りなかったらさらに担保の提供を要求します。借りたときよりも担保の土地の価値が下がっていたら家財道具まで持っていきます。それでも足りなかったら連帯保証人の財産を取り上げます。貸し出したカネと同じ額になるまで取り上げます。銀行はリスクを取りません。お金を借りた人と連帯保証人が両方とも行方不明になりでもしない限り。
銀行は、質屋か街金融とおなじかそれ以上に悪徳です。リスクを取らず金利を取っています。取らないリスク分だけ銀行員の給料に化けるのです。
少し前までは手形というのもありました。これも銀行は全くリスクと取りませんでした。
それだけリスク回避していたのに、なんであんなに不良債権が溜まったのかって?
そりゃ知りませんがな堺屋太一にでも聞いておくれ。
おそらく、貸した相手と連帯保証人を東京湾に沈めまくったり、赤城山に埋めまくったんでしょうな。つまり自作自演です。
いいですか、貸した相手にキックバックさせて、焦げ付かせるというニュービジネスがちょっと流行しただけのことです。マクロ経済がどうとか金融引き締めとかは関係ない。
とにかく次は連帯保証人制度です。これをやっつけないといけません。
りんくる:
連帯保証人について・猫次郎さん