手数料が30%より安いと起こりそうなこと

AppストアやPlayストアの手数料が30%でボッタクリだという議論とは別の話を書きます。

手数料が5%だったら

シロウトワークスのようなクラウドソーシング手数料が例えば5%くらいだとします。

何が起きるかというと、法人税を20%+α、または所得税を15%や20%払う代わりに、「誰でもいいから仕事を投げちゃえ」で経費にできてしまいますよね。

※そういうことは手数料がなくても、かつシステム経由じゃなくても循環取引などで実現できてしまいそうですが。

10万円もらって9万円払う仕事

でもまぁ、個人で「10万円の仕事を請けたふりをして5000円の報酬がもらえるお仕事」があったとしたら、クラウドソーシングでたくさん人を集めることはできますよね。

システム手数料が5%で、仕事を「投げたふり」した会社は税金を節約できてしまいます。

実際にそういうことを行うのは難しいとは思います。いったん振り込んだ報酬を確実に全額バックさせる仕組みが必要ですから。ですが、身内の人が適当なアカウント(この目的のためのものかどうかは知りませんが、各種アカウント作成の仕事もクラウドソーシングで以前良くみかけました。最近は知らんけど。)

あるいは私の知らない方法で、システムの表面上はクライアントが10万円を支払って、システム手数料の5000円を引いた9万5千円をワーカーが受け取ったあと、クライアントに9万円だけ返す、という仕事が成り立つのかもしれません。

実際には手数料率が法外に高い20%とか30%なので、上記のような無駄なことは誰もやらないわけですが、手数料率が低い、あるいは法外に高い所得税(40%、50%)を支払う個人なら、ありえるのかな?などと考えてしまいます。

フリマ、オークションサイトでも

同様にヤフオクやメルカリでも手数料が数%だと、同じ仕組みが可能になります。モノのやり取りが発生しなくても取引が成立するからです。

この辺の話、古いラジオライフなんかには詳しく書いてあったりするんでしょうか?