結論
目的が「登山がしたい」ではなく「流行っている登山をやりたいだけ」という背景を見落としている気がします。
ミーハーさんは見込み客
きっかけが「流行っているから」というミーハーな理由でも、その後ほんとうにハマってから真剣に取り組むようになるかもしれません。
従って多くの趣味の世界では「イチゲンさん」「ミーハーさん」に広く戸口を開いていることが多いです。
ミッションクリティカルな場面でミーハーは危険
ただ、登山のようにクリティカルなものはある程度経験者によるガイダンスが必要な気がします。
そうかといって、富士山の五合目の登山口にサンダルで集合した人にギャーギャー言っても仕方がありません。「サンダルでは登山は危険なので今日はこのままおかえりください。」というだけです。
そういう人たちに「その場で」「登山靴と長袖を買ってきてください」と説明して回るのは時間のむだのような気がします。
そういうひとを掬い上げても、大部分は途中どころから10分後には飽きて帰っていきますよね。
見込み客をふるいにかける
そういう点、「見込み客が全て成約につながるわけではない」という基本を考えれば、登山口にサンダルやヒールで集合するような連中には「穏便に」「おかえりいただく」のが正しい対応だと思います。念のため「登山の基本」の冊子くらい渡しておけば、あとで思い直して戻ってくる可能性もあるかもしれません。実際にはほとんどは次の「流行」に流れてしまって帰ってくることはないでしょう。
移り気な人を何か一つのことに集中させる方法論は、登山の方法を教えるのとは別の話です。ごっちゃにすると疲れて消耗させられるだけのような気がします。