関東地方はうっとおしいお天気のようですが,いかがお過ごしでしょうか。
連休ですっかり電波ちっくなごみためまんです,どうも。
さて本題です。
石に彫り込もうが,紙にインクをしみこませようが,おなじことです。
あなたとわたしが共通で使うと決めたシルシを媒体に刻むという点では。
それがあなたとわたしの間で共通の意味を持つ以上,必ず複製が可能です。
今ある暗号化はすべて難読化でしかありません。
今後ほんとうの暗号化が実用化されてきます。そうなると,媒体についてのパラダイムシフトを起こす必要に迫られます。
はじめのうちは,従来のメディアで流れる情報を安全に運ぶ,ためにしか使われることがないでしょう。しかしそれでは両端で従来の複製可能な状態がありえます。
伝えたい相手にだけ伝えたい情報を伝えて,伝えた後には跡形も無く消え去る。
継続的に情報をやり取りするには,この新しい媒体に常時接続しなければなりません。
得られる情報はウタカタのものばかりであり,記録して残す必要すらないのです。
相変わらず情報を受けるモノたちには記憶のカケラだけが残されます。
それが唯一残される権利です。