10万人越えの会社では

先日、以下の記事で偉そうに書きました。

そこで悟ったのですが、結局、ごみためがいた従業員数千人の会社と、数百人、数十人の会社では、根本的にホワイトカラーの生産性が違うということです。

数千人の会社くらいで大きい会社とは思っていません。ユーザー企業は零細企業から数万人、数十万人企業までありましたからね。

しかもヒラリーマンをやめて以降は、実際に数十万人企業の中で仕事もしていましたから、現場の実態も見てきました。

もちろん守秘義務がありますので詳細は書けないわけですが。

数万人企業のあるあるとしては、「このルールはうちの会社全体のものです」という迷信が多かったですね。実際には同じ事業者内でもローカルルール満載、違う事業所を跨ぐと、名札のルールまで違って来ます。たぶん、転勤が少ないんでしょうね。

10万人を越えてくると、それに対する自覚が組織として芽生えて来ます。「うちは事業部ごとに別会社ですから汗」就業規則も地方版がありますから、転勤して来た人には転職者並みの手厚いガイダンスがあったりします。旅費精算の書式から通し方まで違いますからね。

千や万の頭数がそうやって蠢いている組織において、薄っぺらいカイゼンやらカイカクが簡単に進むわけがないことは、ごみためでも理解しています。

ただ、何もしないで放置する余裕はもう無いと思うんですよね。